経営性ICPライセンスの取得条件まとめ

前回のエントリでは中国で営利目的のインターネットコンテンツを運営するために必要な「経営性ICP」について関連法を集めてみた。それを踏まえて今回は、「では結局何が要るの?」について各法令を一覧表に纏めてみる。

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中国の経営性ICP規制について準拠法を調べてみた

先日中国のICP規制について書いたところ、色々な方からアドバイスをいただけて大変勉強になった。なのだけれど、お話しを聞くうちに若干情報が混乱しているような気がしてきた。主に混乱しているように思われた部分は「最低資本金」「内資比率」。理由はおそらく、中国におけるコンテンツ規制に関連する法律が非常に多岐にわたっていること、そして度々改正されて内容が変わっていることによるものではないかと思う。
と、いうことで、2010年6月現在でICP規制を定めている中国の法律、及びその関連法を和訳したものをJETROさんなどの信頼が置けると思われるソースから引いて集めてみました。

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中国ECフォーラム・第4回ワークショップ『サイト構築・モール出店』でお話しします。

直前のご案内になってしまいましたが、16日に江戸川橋で開催される中国ECフォーラムのワークショップで、中国向けのサイト構築・モール出展スキームについてお話します。
2010-6-16(水) 中国ECフォーラム・第4回ワークショップ『サイト構築・モール出店』
http://www.sellingclub.jp/event/20100616fcec_workshop.html
この週末ブログで上記テーマについて色々書く機会をいただいたので、その内容をもう少し詳しく説明したり、皆様のご意見をいただければと考えています。(ブログで書けないことも多少…)
▼主にこの内容です

お時間の合う方はぜひお会いできますと嬉しいです。

中国向けWebコンテンツとICPライセンス制度についてまとめてみる

最近の自分のTweetを見返してみると中国関連の話題が多くて驚く。他の方の話題に触発されてつぶやくことが多いので、やはり中国向けECというのは関心の高い分野なのだろう。ただし、魅力的だが非常に難しい市場であると認識している。その難しさについて、法律面からちょっと整理したい。

ちょうど今日@hatano_yusukeさんのTweetで次のようなつぶやきがあったのだけれど、

私の回答は、「Twitterは中国政府の管理がきかないから」。

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海外向けECこそプロセスを重視すべき理由

えー、本当は先週の続きで海外向け販売で戦略を決める要因について書くべきだと思うのですが、先週勤務先で、私がかかわっている海外向けECアプリケーションとアクセス解析サービスとの連携についてのイベントを行ったところなので、現在の海外向けECにおける課題とアクセス解析との関連性について少し。(※セミナーの前座で喋った内容に加筆したものです。)

この文章を書いている2010年6月時点で、日本国内だけではなく海外へも物を売ろう、そしてそのツールとしていわゆるECアプリケーションを活用しよう、という動きはずいぶん活発化している。
6月1日には、日本最大の検索エンジンYahoo!Japanが、自社ショッピングモールに関して、中国最大のオンラインマーケットプレースである淘宝网(Taobao http://www.taobao.com/)との提携を発表、同モールの商品の一部をTaobao内で販売する「陶日本」(TaoJapan http://www.taojapan.com/)を立ち上げた。

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